はるまち館ってどんなとこ?

はるこどもクリニックが、協働遊学舎「はるまち館」としてさまざまな事業を展開しながら目指すものは、「責任と貢献を学び、社会へ出ていく事を援助すること」です。
 私たちはこの限りある地球と言う惑星の上に生きています。それゆえに、私たちは一人では生きていけずに、社会というものを作って協力し合い、分業し合って暮らしています。 子どもが大人になって、社会に出ていく時に必要なのは、「自立する」ことと、「社会と調和する」ことです。
 それを支えるのに、「自分には能力がある」と思えることと「人々は私の仲間だ」と思えることが必要になってきます。この二つが育っていれば、社会の中で責任を持ち、貢献して生きる道を歩んでいくでしょう。 人と協力して仕事をし、誰もが安心して暮らせる社会を維持しようとする人たちが増えることが、この地球を守ることに繋がるのだと思います。
 この施設を利用することで「社会とつながるための力」を得ることができるような仕組みを構築していきたいと思っています。

「おいしく食べ、たのしく遊び、ゆたかに学び、のびのび働く」
 協働遊学舎「はるまち館」のテーマは、「ともに遊び、ともに学び、ともに働く」です。
 建物ができる、人が集まる、さまざまなできごとがあって、そうして、豊かな育ちの場が作られていくのだと思います。
 「はるまち館」は、食育、遊び、療育、学び舎、作業所など、取り組みに応じていくつかのブロックに分かれますが、それぞれが有機的なつながりをもつようにしていきます。
 人と出会える場、人生の先輩がいる場、さまざまな体験ができる場をつくり、体験を通じて、「自分が好きになり」、「人が好きになり」、「仕事が好きになって」いくように働きかけていきます。

家族に愛をとどける「はるまちキッチン」の取り組み 
 <意義>
 ○子どもが病気の時、仕事が忙しいとき、時間を有効に使いたい時などに、
  手軽に買って帰られる安心・安全なお弁当、お惣菜を販売します。
 ○食の取り組みを通して、食に対する意識を高め、
  地域の人とともに健康で豊かな生活文化を育てていきます。
 <内容>
 ・安心・安全なお弁当、お惣菜を販売します。
 ・病児保育所はるっこの給食を提供します。
 ・さまざまな食にまつわる講座を開きます
 ・生産者とつながり、地産地消、安心でおいしい食文化を地域に広げます。

 遊びと学びのスペース「はるまち館」の取り組み
 <意義>
 ○遊ぶこと、学ぶこと、働くことを通して、「人々は仲間だ」「自分には能力がある」
  という信念を育てていきます。
 ○平均的じゃない人、個性的な人、人と違っていることで苦労している人たちがいる。
  そんな人たちにとっての居場所になります。
 
 <内容>
 ○豊かな遊びを展開します。
 ・館内、庭、隣接する緑地を使って、さまざまな遊びを展開します。
 ・遊びを通して、心と体の豊かな発達を促します。
 ・親子で参加してもらい、親子の豊かな交流の場にします。
 
 ○発達を支援します。
 ・放課後等デイサービスと児童発達支援事業所を開設します。
 ・遊びを通じて、他者と触れ合うことの楽しさを知り、社会生活のためのスキルを高めます。
 ・自分を生き生きと出せる居場所となるようにします。

 ○文庫を開設します。 
 ・読み聞かせ活動を行います。
 ・気軽に本の情報を得ることができ、本に興味を持ってもらう機会を作ります。
 ・親子の静かな交流の場にします。

 ○学ぶことを大切にします。
 ・学校が苦手な子ども、発達に課題のある子どもの学習を支援します。
 ・人生を豊かにするために、さまざまな学びを提案します。
 ・子どもも大人も、学ぶことの面白さを体験する機会とします。

 ○働くことを大切にします。
 ・加工食品工房、手作り工房、畑作りに取り組みます。
 ・責任を持って仕事をこなす体験をします。
 ・働く喜びを体験し、その人なりの貢献の仕方があることを学びます。